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M5 という選択肢

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あらためて、今回の新入庫車のBMW-M5の「M」って?を少しだけご案内します。

BMWのラインナップの頂点に立つのが「Mシリーズ」となります。

BMWならではの「走りを極めたモデル」として君臨するMシリーズですが、

このMシリーズを手がけているのは、BMW社の関連企業であるBMW M社となります。

M社は、BMWのモータースポーツ活動における研究・開発および車両製作を担う会社として

1972年に創業した『BMW モーター・スポーツ社』がその前身となります。

その後、レースで培われた技術を応用し、高性能スポーツカーの開発・生産をスタートしています。

「M」のネーミングが与えられた最初のモデルは、

1979年に登場したジルジアーロデザインの「M1」です。

その後、数々の名車を経て、

1985年に、初代M3とM5が誕生しました。

初代M3 ブリスターフェンダーに憧れて超~欲しい車でもありましたね^^

下写真の初代のM5は、

最高速度250km/hを記録し、当時、世界最速の4ドアセダンという称号を与えられました。

世界最高の4ドアセダンは圧倒的な走行パフォーマンスとともに、

大人5人が乗れる室内空間、そして十分なトランク容量といった実用性も兼ね備えていました。

その後、1993年に企業名を「BMW M」と改称して、

高回転型のハイ・パフォーマンス・エンジンを生み出して、

そのエンジンパワーを最大限に発揮できるシャシーと、

さらに類い希なステアリングフィールを実現すべく開発能力を持つ企業体です。

特に高回転型エンジンは、BMW M社のこだわりを象徴したものとなっていて、

M5に搭載されているV型8気筒ツインパワーターボエンジンは、

Mモデル専用のテクノロジーの「クロス・バンク・エキゾースト・マニフォールド」を

採用することで、最大トルク69.3kgmをわずか1500rpmで発生して、

最高出力560psを発生させる7000rpmまで一気に吹け上がり、

抜群な加速力を発揮します。

新入庫のこの個体、少し乗りましたが

超絶的で・・表現する言葉が見つからないほどの驚異的な加速力をします。

僕が取扱い歴が長いAstonMartinにも、

V12Vantageをはじめ、560馬力、ぃゃ・・それ以上のパワーを誇る車種がありますし

街中は基よりサーキットでの全開走行の経験もあります。

AstonMartinと比べるのも違う話ではありますが

同じFRで、前後重量バランスが50:50というスポーツカーとして

AstonMartinは、

どこかに不安定さのある挙動と車の持つ「乗りこなせるものなら乗ってみろ」

と車が言っているような性格を肌で感じて

それを愉しむような感覚・・。

に比べて、

作りの良さ、完成度の高さ、信頼性、快適性、を感じながら

たぶん、誰が乗ってもメッチャクチャ速い・・・

「世界最速の4ドアセダン」でしょうね。

M5というと、

見るからに「M5」だと分かるエクステリアカラーが「ブルー」で

オプションの20インチを履いてるのをイメージする人も多いかと。

そんな中、

・ブルーは・・あまり目立つのは避けたい。

・対取引先や近所の目の手前、または、法人所有での社員への体裁上、

 パッと見は、普通の5シリーズに見える方が良い。

・でも、ハイパフォーマンスな「M5」がいい。

・左H圏で開発生産された車だからこそ

 自然体な左Hが望ましいと思うし、左Hが好き。

・ドライバーさんなどがお付きな方の場合、左Hの方が左後席のアテンドがスムーズ。

という条件や感覚の方、

クオリティーの高いお勧めの1台です。