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厳選新入庫車、DB9Coupeの魅力「インテリア編」

  • A) Aston Martin

2003年、DB7の後継モデルとしてデビューしたDB9

デザインの黄金比から成される華麗なスタイリングは見ていて飽きないのは勿論ですが

1台1台、フルオーダーシステムにて生産される車ですので

「世界に1台の魅力」と共に、

「この個体の魅力」を見ていきます。

インテリアから♪

ブリッジオブワイヤー製のオールレザーインテリア、

よくあるような量産車で使われる合皮ではありませんので

手入れはしてあげないと可哀想な事になります・・。

革靴やバックも皮製品ですので使用したらお手入れするのと同じ。

保湿クリームを塗布してあげたりも本来は必要です^^

お手入れしてあげないと

折角の質感の高いレザーインテリアが、

乾燥肌の様なひび割れシートになってしまいます。

この個体、

美しい状態を保持していますね^^

それもそのはず^^

この個体はファーストオーナー様の時から

メンテナンスを請け負っていた個体で

私がお買取りした後、

中古車として販売させていただいたセカンドオーナー様にも

小姑の様に口煩く色々な事をお伝えしてお乗りいただいていた車です。

維持の仕方も綺麗に守っていただいていた事に感謝です^^。

AstonMartinは、

本来であればプラスチック成型で量産されるであろう部位も

質感の高い金属部品を使用して「本物」の価値感を訴求しています。

インパネ類のパネルも金属製なのです。

灰皿の蓋を閉めるとキンッ!と金属の音がしますので

わざとその音が出るような作りこみがされているのでしょう^^

爪でつつくとキンッ!キンッ!という音でも質感が分かりますので

「所有満足感」が高まる瞬間でもあります^^

爪でつつく動作は、他社メーカーさんの車に乗り込んだ時にやってみてください。

なんだこいつ#! と、嫌われます(笑)

インナーハンドルはオーナーが触れる頻度が高い箇所です

ですので、ここも質感の高い金属製で出来ています。

ですので、わざと見えるようにボルトで固定されています。

さらに、

エアコンの風量、温度調整をする際に

指で触れる頻度が高いダイヤルも金属製で出来ています。

アップで見ると、表面には細かい削りだしの創作がされていて

このような部分にも所有満足が高まります

サイドブレーキレバーも

触れる頻度が多いので質感の良い金属製でできています^^

当然、サイドシャルカバーも金属製となりますので

ドアを開けた際に最初に目に飛び込んでくる部位として

「上質でコストがかかっていて手が込んでいる作りこみ」

という事に、

年式が経っても劣化しない価値観のある車という事が分かりますね^^

シートベルトのステー部分も

外から見える箇所ですので

金属製で成型されています。

言わないと気がつかれない部分ですが、

AstonMartinのさり気ない魅力の1つでもあるこの部分が

手入れされておらず磨かれていない個体の多いのが寂しい限りですが・・

もう1つ

触れる頻度の高い部位のパドルシフト。

これも、質感の高いアルミ製で成型されています。

操作すると手の感触にアルミ素材のパドルシフトという事が分かります。

上手く表現ができないのですが

「カキンッ」という操作感覚に素材感が分かるという感じ・・

在庫車の他メーカーの車のパドルシフトを見てみました。。

自社の在庫車の事ですので

こう書くのも複雑な心境ではありますが・・

プラスチックでした(汗)

まぁ、違う魅力があるという事で・・・。

操作感インテリアにはオプションで選択される「ウォールナットウッドフェイシア」が装着されています。

ドアのインナー上部には

フェイシアと同じウッドが装着されています。

これもオプションとなります。

このウッドは、1本モノの本物の木の素材が使用されています。

よくある

「ウッド柄のフィルムを貼ったプラスチックパネル」

ではありませんので、

1台1台、その木目が異なります。

当然、オプションで選択したウッドフェイシアとマッチングドアトリムの木目が

なんか違う・・という事も発生します。

新車受注時に

その事をあらかじめお伝えしておかなかったことがあり、

受注時から約1年後、

新車が届いた際に

「よく見ると木目が揃ってない!」

とお叱りを受けた事もあります・・・。

この車は?

とても、良い感じに揃っていると思います^^

他社メーカーさんの車でウッド柄の箇所があったら

車に乗りこんだ際に爪でツンツンと叩いてみてください

一発でその素材がわかります。

きっと・・嫌われます(笑)

インテリアの各部を纏うステッチ

この車はオプションの有償色なシルバーカラーで施されています。

ノーコストの標準はシートカラーと同色のステッチとなります。

このステッチも

人がミシンのような機械で縫っています。

機械製法ではありませんので

稀~~~に曲がっています(笑)

何度か英国本国に研修に行った時に

その都度、生産工場内を見せてくれるのですが

ステッチを縫っているスタッフさんが

こっちを見ながら

フレンドリーに「Welcome♪」と言ってくれるのですが

縫いながらこっちを見ているので

「ステッチ曲がるから!

 こっち見ないでいいから!

 その縫ってるパーツ・・

 僕のお客様の車のパーツだったら嫌だ~泣」

という思い出もあります(笑)

長くなってしまったので

続編はまた^^