パーフェクトマシンVanatgeS その2
- A) Aston Martin
V8Vantageは
リヤにミッドマウントされたトランスアクスルのミッションユニットによって
前後重量バランスが49:51という理想的な重量配分になっています
そのVantageをさらにアップグレードされたVantageSは
6速セミオートマチックから7速セミオートマチックにすることで
ギヤレシオのクロス化をおこなってギヤシフトに要する時間が20%速くなっています
V8VantageSは、
ギヤが1速増えて7速になっているにもかかわらず
V8Vantageに比べて車両全体で30kgの軽量化がなされています
トランスミッション単体では24kgの軽量化となっています
全体で30kgは大きいですよね^^
次に
前ブログで少し記したブレーキの事を^^
V8VantageSは
フロントにフローティングディスクブレーキが採用されています
ディスクのセンターベル部は鋳造アルミニュウム製になります
生産コストが高いですが軽いのです
これは高熱下での歪みが少なくて
ハードブレーキを多用するようなシュチエーションでも
ブレーキフィールが悪くなりにくいという利点があります
ローター径も、V8Vantageの355mmから380mmに大きくなっていて
厚みも32mmから34mmに厚くなっています
キャリパーも、V8Vantageのブレンボのモノブロック4ポッドから
同じブレンボのモノブロック6ポッドという大型のキャリパーが備わります
4ポッドのV8Vantageでも、
キャリパーを磨き上げる楽しみと歓びがありますが
6ポッドになると更に^^ですね
4ポッドは、ホイールの隙間からキャリパーの隅々まで清掃できましたが
6ポッドはホイールとのクリアランスが極狭になるので
キャリパーを隅々まで清掃しようと思うとホイールを外さないとなりません(笑)
次の話し
DSCの事
V8Vantageでは ON か OFF の2択でした
サーキットでは当然OFFします
例えば
ツインリンクモテギの裏ストレートですと
200km越からガツンとフルブレーキをかける事になります
ロックする寸前を見極めて足裏に全神経を集中するわけですが
もっと奥まで行けるか!?
と夢中になる愉しさは最高に楽しい瞬間です
といっても
ロックさせると怖いですし
ロックさせた次の瞬間にはグラベルゾーンにまっしぐら・・
という光景が頭をよぎるので
やはりブレーキングポイントが甘くなります(笑)
VantageSには
このDSCが ON と OFF に加えて
Trackモードが追加されて3択になっています
Trackモードは
ギリギリまでABSが介入せずにスポーティードライビングが
楽しめるモードになります
ですが・・
介入されたらABSが効いてしまうので
その時には時すでに遅くグラベルゾーンにまっしぐら・・・
と思いますので
OFFで走るのが速いのか
Trackモードで走るのが速いのか
は、その人の腕次第?なのでしょうか(笑)
そんなこんだで
EV車が主流になりつつある昨今
内燃機のドライサンプNAエンジンで
サーキット育ちの官能的なサウンドを愉しめる車として
V8Vantage
そして
V8VantageS は
人生で一度は所有しておきたい車だと思います^^