英国のラグジュアリークーペな「XK クーペ」
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XK の初代は、1996年-2006年が生産期間となります
1996年の10月デビューでコードネームは「X100」です。
デザインは故ジェフ・ローソンによるもので、
下写真の「XK-E」を彷彿とさせるものとなっています
その後のXKの伝統となるフロントグリル形状が見受けられますね
複数回のマイナーチェンジやモデル追加などがおこなわれてきました
その後、限定モデルである「ブラックナイト」が設定されて
運動性能を高めるべく「クーペハンドリングパック」という
特別にセッティングされたCATSダンピングコントロールや
ハード仕様のスプリング、アンチロールバー、高剛性ステアリングラック、
20インチアルミホイールが採用されたモデルです
インテリアでは、
アルミニウムインテリアパック、三連メーターゲージなどを装着されて
アダプティブ・クルーズ・コントロールが標準装備。
クーペで20台、コンバーチブル5台のみの総数が25台だけとなる限定発売で
いまだに根強い人気を誇ります。
状態の良い個体はなかなか手に入らないでしょうね・・。
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その後、2代目となるX150となるモデルが発表されました
生産期間は、2006年~2014年です
ここから、AstonMartinのデザインを手がけた「イアン・カラム」がデザインに関与してきます^^
「イアン・カラム」は、XKの2代目となるこの車両デザインは
2002年には完成していたそうで2005年の「北米国際オートショー」で
「Jaguar Advanced Lightweight Coupe= (ALC)」 として
量産型と極めて似通ったコンセプトカーが公開されていいます。
イアン・カラムは、
このX150のデザインについて
「インスピレーションソースは、イギリス人女優の「ケイト・ウィンスレット」だと言います
ケイト・ウィンスレット,とは、
7度のアカデミー賞のノミネート経験をもつ実力派女優として知られています
にしても・・・、
女優さんを車のデザインのインスピレーションにするって・・
どうなのでしょうね・・(笑)
腰のラインがXKのリヤフェンダーのラインに似てる??
そんな優雅なボディーラインは
ジャガー独自のライトウェイトビークルテクノロジーを駆使した
最新のアルミニュウムモノコックボディーで構成されています
このアルミ材の成型は「圧述シートのプレス成型」「高圧ダイカスト鋳造」「押し出し成型」
という3種類の製法からなります
これは、
クラストップレベルの軽量ながら「ねじり剛性」は
前モデルから31%も大幅にアップされています
その後、
2009年に大掛かりなマイナーチェンジがおこなわれたのが
今回のブログの主人公でもあるXKクーペです
最大の注目点はエンジンで新開発の5000cc のV8DOHCエンジンとなりますが
エクステリヤやインテリアも相当に手が加わっています
(このお話はまた後日に^^)
エンジンですが
XK用で385馬力の52.5kg/mのトルクを誇り
ミッションも新型のZF製の6速ATが搭載されます
英国車らしい唯一無二の優雅でクラシカルなデザインながら、
ダウンサイジング前の大排気量マルチシリンダーエンジンを搭載して、
クラシックジャガーから使用されてきた実績のあるシャーシとアルミモノコックボディー
オリジナリティーが溢れて暖か味のある車内デザイン、
スペシャリティーカーとしても快適性と実用性が両立された
「オンリーワン」といっても過言ではない車です。
ご存じの通り
このX150モデル「XK」の生産は2014年の夏に終了しています
今回の入庫の1台は最終モデルといえる初度登録が2014年(平成26年)となります
まずは、
弊社の屋内倉庫にて大切に保管中です
このお車の「ご縁」のお話はまた後日に^^