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AstonMartinV8Vantageを振り返ってみる

  • A) Aston Martin

AstonMartin V8Vantageの魅力について少し^^

AstonMartin V8Vantage の語り切れない魅力の1つでもあるのは

やはり、そのスタイリングですね

上の写真は、

ほぼ最終モデルに近いこのモデルのカタログ内の1ページを添えた写真ですが

「世界で最も美しい車」という単純で且つ分かりやすい言葉を唱えられるのも

このVantageだけかと思います^^

Vantageは、そのスタイリングに留まらず

理想的な前後重量配分の設計により

コントロール性能についても定評のあるスポーツカーです。

搭載されるオールアルミ製V型8気筒DOHC32バルブエンジンは

フロントアクスルラインより後ろに位置します。

事実上、フロントミッドエンジンレイアウトになっています。

タワーバーがアクスルライン上となりますので

横からのアングルで見るとよく分かりますね

因みに、前面衝突時にはエンジンは運転席足元より下に落ちるように設計されていて

乗員の安全性も考慮されています。

そして、

エンジンオイルの潤滑は

ドライサンプシステムによって

エンジンの搭載位置も低められているメリットは基より

コーナリングGフォース時のエンジンへのオイルの供給が

防げられてしまう危険性が最小限に抑えられています。

コーナリング時の横Gというのは

ボディーにかかるGもそうですが

液体のオイルも横Gによって偏ってしまうのです。

偏った瞬間って・・・

オイルが潤滑供給されていないのでエンジン焼き付いちゃいます。

トランスミッションは

トランスアクスルですのでリヤに搭載されています。

量産車など一般的には

エンジンに直結して付きますので

前後重量バランス的には、70:30位になりますが

Vantageは、51:49 という絶妙な数値を誇ります。

エンジン本体と、このトランスミッションは

アルミ成形のトルクチューブで接続されていて

その中には、軽量で強度の高いカーボンファイバー製のプロペラシャフトが収まります。

回転する部品は軽くて強固な方がよいのは当然ですが

素材の高コストを重要視していない所が好きです^^

このような基本設計の高さから

モータースポーツでも多くの成功をおさめています。

世界スポーツカー選手権からはじまり

ルマン24時間、ニュルブルクリンクなど

アストンマーティンのワークスチームは基より

多くのプライベーターチームが

このV8Vantageの車両を使用して勝利しています。

そして、

このエンジンを目覚めさせるのが

高い精度で精工された

このガラス製のエモーションコントロールユニットECUキーとなります。

ECUキーを、ここにドッキングする事によってエンジンが目覚めます^^

下の写真の 「ENGINE」 というロゴ部分と

「START」 というロゴ部分もガラス製のパーツが装着されています。

真ん中のAstonMartinのロゴマーク

最初の頃のモデルは無かった記憶が・・。

当初は、ステアリングコラムの横に

棒状のキーを差してイグニションを回してエンジンスタートするシステムでしたが

途中から導入されたこのスターターシステムは

キー自体がガラス製ですので

地面に落としてしまうと・・・割れます。

新しいECUキーをオーダーするのには

¥300,000の出費となります(汗)

スペアキーは同形状のプラスチック製となりますので

落としても割れてしまう事はない為

普段使いはスペアキーの方で使用している人も多いのですが

多少の傷は我慢しても・・・

AstonMartinを所有している至高の幸せでもあるので

ガラス製のメインキーを使いたい(笑)

また、長くなってしまったので

次回は、この個体の魅力について記したいと思います^^