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ロン・デニスの本気車「マクラーレンMP4-12C」

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マクラーレンのロードカーといえば

1992年から1998年にかけてトータルで106台が生産された

下写真の「マクラーレンF1」を思い起こす人も多いでしょう

この車はまだ、マクラーレン社が「マクラーレンカーズ社」という時に

BMW製V12エンジンを搭載して発表された超ド級のマシンでした

当時の新車価格は、1億1800万円といわれています

2021年のオークションでほぼ新車状態という個体が22億5千万円で落札されています

その後、自社ブランドとして「マクラーレン・オートモーティブ」を設立して

ロードカー市場に本格参入した第1作目として「MP4-12C」が発表されたわけです

「M」=マクラーレン

「P4」=4番目のプロジェクトでブルース・マクラーレンが興したマクラーレン レーシングと、

ロン・デニス率いるプロジェクト4が1980年に合併したことに由来しています

「12」=V型12気筒エンジン搭載車に匹敵する運動性能を実現

「C」=カーボンファイバーを主な素材とした軽量なモデル

そして「MP4-12C」は

「スーパースポーツカー界の革命児たれ」というコンセプトも添えて発表されました

それまでは、5000万円超級のウルトラスーパースポーツ用でしか使われてこなかった

炭素繊維強化樹脂(CFRP)製のモノコックボディ“モノセル”を、

3000万円以下級というスーパーカーの最も“コア”なゾーンで採用するなど、

軽量化には徹底的にこだわったモデルとして発表されたのです

日本での新車販売車両本体価格は 27,900,000万円 !

僕は同時期、AstonMartinの正規ディーラーで

新車セールスでしたが

丁度、

アストン・マーティンのフラッグシップモデルDBSが

ファイナルを迎える時期と重なります

車両本体価格:34,190,000円

そう考えると・・・

このマクラーレンMP4-12Cの価格がとてもバーゲンセールプライスに思えてきます(笑)

繰り返しますが、基本構造体は「カーボンモノコック(カーボンモノセル)」です

ワンピース構造で成型されたその重量は、わずか80kg以下と公表されています

その前後にはアルミニウム製のサブフレームが接合され、

リヤのサブフレーム上にはパワートレイン一式が搭載されています

搭載されるエンジンは「M838T」型と呼ばれるドライサンプ式の3.8リッタ―の

90度V型8気筒DOHCツインターボエンジンです

これは同じイギリスのリカルド社との共同開発によるもので

最高出力は600馬力 レブリミットは8500回転

最大トルクは61,2kgm 

このトルクはなんと2000rpmで80%のトルクを発揮します(驚)

このエンジンがサブフレーム内に低くうずくまるようにマウントされます

ブースト圧は意外と低くて0.7kg以下だそう

後輪を駆動するドライブシャフトがリアサブフレームの低い位置を貫通しているため、

排気系は上写真と下写真を見ると分かるとおりサブフレームの上側に回されている上方排気構造です

ロン・デニスによるとMP4-12Cはどこのサーキットで走らせても、

当時1億円という価格だった『マクラーレンF1』より速いと言ったらしいです

ミッションはグラチアーノ製デュアルクラッチ式の

7速SSG(シームレスシフトギアボックス)です

0-100km/h加速を3.1秒

0~400m加速10秒9 

最高速度は330km

というスペックを誇ります

軽量化のためにも3ペダルの設定はありません

3ペダル用を用意することは、より幅広のフロアを使うということで

それは=「重量増に繋がる」

だから、MP4-12C」は「2ペダル専用」としたというわけです

サスペンションは

前後左右のダンパーを油圧で接続することで

アンチロールバーやスタビライザーを廃した

「プロアクティブシャシーコントロール」という仕掛けを備えています

これがメチャクチャ良いという話しは後記します

そして、

ブレーキには「ブレーキステア機構」というシステムが採用されていて

コーナーリング時に内側のリアタイヤにブレーキをかけて

アンダーステアを抑制する仕組みになるのですが、

この「ブレーキステア」の技術は

97年F1マシン・マクラーレンMP4-12で採用したデフだそう

ただし、F1ではレギュレーションで即禁止となった代物です

斬新なメカニズムを多数採用したMP4-12Cは、

F1ロードカー以来の純マクラーレンのスーパーカーということで、

デビュー時から大きな話題を呼んだわけであります

特筆なのは、「Pre-Cog(プリコグ)」というミッションです

パドルシフトが左右一本物のロッカーシフトで

マクラーレンのF1マシンと同じシステムだといいます

パドルは片方どちらかを引くともう片方側のパドルも連動して動く。

また、パドルシフトを軽く引いておくと次のシフトに待機し

さらにパドルを強く引くと一瞬でシフトチェンジが完了する。

いわゆる「変速準備装置」で

カメラのオートフォーカスに合わせるのに

ハーフシャッター状態を保持するようなイメージなのでしょうか・・・?

ロンデニス曰く、

通常のデュアルクラッチよりもさらに速く、シームレスだという。

そして、

SSGと呼ばれるミッションシステムには、

ノーマル、スポーツ、ハイパフォーマンス、オート、ウィンター、ローンチコントロールという

ドライビングプログラムも備わります

エクステリアデザインは、

もちろんエアロダイナミクスを徹底的に検証した機能美の極致ともいえるものです

リヤのアクティブウイングは、

95kmからハードなブレーキング時に作動するエアブレーキとしての機能も備わります

また、特徴的な造形のヘッドライトをもつフロントマスクは、

このMP4-12Cの大きな特徴となっています

そして、この車には「ドアハンドルは存在しません」

ドアハンドルさえも重量になることを恐れて、センサー式を採用しています

ドアのダクト凹に手をかざすと自動的にドアが跳ね上がる仕組み

マクラーレンはこの上へ跳ね上がるドアを

「ダイヒドロルドア(二面角)、”Dihedral Door”」と呼んでいます

言い辛いので「ディヘドラル式」と呼称している事も多いみたいです

2014年までに生産されたMP4-12Cは約3500台。

多くのインプレでもあるとおり

MP4-12Cのハンドルを握ると乗り心地のよさに驚かれています

MP4-12C最大の凄さが、冒頭で書いたこのサスペンションだといわれています。

『プロアクティブシャシーコントロール』と呼ばれる独特のシステムを持ちます

コーナーで外側輪に荷重がかかると

普通のサスペンションだと外側2輪のバネとショックアブソーバーとスタビライザーで対応する事になりますが

「MP4-12C」は4つの車輪で最適に分担するシステムになります。

と言っても、よく分からないですよね(笑)

究極のネコ足と表現されています

アンチロールバーやスタビライザーは必要がないので備わっていません

雑誌のインプレです ↓ ↓

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ダンパーには圧縮側と伸長側の回路がそれぞれ用意されており

左右のダンパー間は圧縮側と伸長側が互いちがいに

前後のダンパー間は圧縮側同士と伸長側同士が連結されている。

これにより、ボディが左右に傾くロールは抑えながら、

それ以外の路面からの入力には柔軟に対処する特性を実現させた。

MP4-12Cのコーナーリングはナチュラルで穏やかなものだが、

絶対的なスピードは呆れるほど速く恐怖を感じるくらいだと。

ただし、その恐怖感はクルマから伝わってくるものではなく、

コーナリングスピードの絶対的な高さから意識されるものである。

並みのスポーツカーをはるかに凌駕する速度域でコーナーリングしていても、

優れたロードホールディングのおかげで神経質な動きは一切見せない。

ひたすら安定した姿勢を保ちながら、

気がつけばとんでもない速度域に到達している。

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そしてさらに「MP4-12C」の凄さは、

可変サスペンションを『スポーツ』や『トラック』にしても安っぽくならない点と言われています

もちろん減衰力を高めるため、車体の動きは抑制されますが

けれど「しなやか」が続く。

「どんな領域でも滑らかに動く」ということを重視している設計です

ロン・デニスは通勤の足としても使えるスポーツカーを作りたかったといわれています

ロン・デニスのいう通勤で使う度胸はそうそう持てないですが

手にするチャンスがあれば一度は所有して見る価値のある車だという事は間違いありません

今や結構なハイテクマシンでド派手な井出達になったマクラーレンの現行モデル達と比べると

少し古典的な?

「英国車らしいスーパースポーツカー」

だと感じます

と・・・・・・

何故、急に「マクラーレンMP4-12C」

のブログを上げたのか(笑)

好きな車のブログを上げたのかな?

または・・・

も、も、もしや???

走行距離 16,000 km

左H

現在、トラブルなどの症状は勿論 無し

オプションのエリートカラーカテゴリーな

「スーパーノヴァシルバー」を纏い

オプションのカーボンファイバーpartsが満載

ロン・デニスの言う通り

意外と普通に乗れたりする事もあり

走行距離が伸びている個体や

そのパフォーマンスを引き出そうとガンガン走ったような個体が多い中

抜群のクオリティーを誇る秘蔵の1台

実は・・・

また、長くなってしまいました(汗)

まだ続きがあるので次回^^